
遊漁船などから青物であるブリやヒラマサ、カンパチなどを主なターゲットとするオフショアジギング!
青物特有の強烈な引きを味わえることから大変人気のあるルアーゲームの一つですよね。
そこで今回は、オフショアジギングを始めたいと思っている方のために知っておいてほしいポイントや、上達するためのコツなどについて詳しくお伝えしていきたいと思います。
オフショアジギングとは
オフショアジギングとは遊漁船などからメタルジグと呼ばれるルアーを海底まで沈めて、巻き上げながらジグにアクションを付けて対象魚を狙う釣りのことです。
狙える魚種も豊富で、青物の他に根魚であるハタやクエ、ヒラメ、そしてマグロまでも狙うことが出来て、誘うためのシャクリ方やルアー選びなどそのゲーム性の高さから近年では最も人気のあるルアーフィッシングゲームとなっています。
初心者に気を付けて欲しい5つのポイント
ここでは、初心者の方に気を付けて欲しいことを順を追って5つ紹介していきたいと思います。
対象魚を先に決める
初心者の方はまず初めに釣りたい魚を決めることです。
オフショアジギングでは、対象魚によって使用する遊漁船を変えたり、タックルやルアーが変わってくるため、最初にターゲットとなる魚を決めないとスタートすることが出来ません。
ジギング船を調べる時は釣果を確認する
ターゲットとする魚種が決まったら次にジギング船を探します。
探すときのポイントは釣果情報をしっかりと確認し、釣果が上がっている船を探します。
時期などによって必ず良し悪しが出てくるため、釣果を上げるためには調子が良さそうな船を選びましょう。
船長にアドバイスを貰う
遊漁船を決めたら船長に初心者であることを伝え、狙う魚種や水深、タックルなどに関してアドバイスをもらいます。
船長に聞けば必要な物や、タックルなどに関して適切にアドバイスをもらえるので、分からないことがあれば何でも船長に質問しましょう。
タックル選びは船長の指示を基準に
タックルを選ぶ際は、船長に教えてもらった物を基準にして1本選び、その他に自分で1本サブタックルとして船に持ち込むと良いでしょう。
サブタックルの選び方は、メインタックルを基準としてそれよりライトな物かヘビーなタックルを選ぶことで、釣り場の状況に合わせて使い分けられるのでおすすめです。
初心者はタックルのレンタルもできる
したことがない釣りに大金をかけるのは抵抗があると言う方には、タックルのレンタルがおすすめです。
ほとんどの遊漁船ではタックルのレンタルをしているので、初心者でタックル購入を迷っている方はタックルを借りて、オフショアジギングを始めてみましょう。
使用するタックル選びの5つのポイント
ここでは、オフショアジギングで使用するタックルの選び方について紹介していきたいと思います。
オフショア用ジギングロッド
出典:ダイワ公式
先ずはロッド選びのポイントから
スピニングロッド
オフショアジギングで使用するためのスピニングロッドは、長さが6f前後で対応するジグの重さが40g~200gまでの物を選び、適合ラインがPE2号以上のものを選びましょう。
初心者におすすめのロッドはこちら
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ベイトロッド
ベイトロッドはスロー系ジギングに適しているので反発力が強く、長さが6f前後で扱えるジグの重さが200g程度、ラインはPEライン1.5号以上に適合するものがおすすめです。
初心者におすすめのロッドはこちら
シマノ グラップラー S604
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ジギング専用リール
出典:ダイワ公式
ジギング用のリールの選び方のポイント
スピニングリール
スピニングリールを選ぶ際はダイワであれば3500番以上、シマノであれば4000番以上を選び、ドラグ力が8㎏以上、PEライン2号が300m以上巻けるものでハイギアを選ぶと良いでしょう。
初心者におすすめのスピニングリールはこちら
ダイワ ブラスト 4500H
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ベイトリール
ベイトリールを選ぶ際は各メーカーから出ているジギング用の物を選び、ドラグ力が7㎏以上、糸巻き量がPE2号で300m以上のハイギアを選びましょう。
初心者におすすめのベイトリールはこちら
ダイワ キャタリナ ベイジギング 200SH
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オフショアジギングで使用するライン
オフショアジギングで使用するラインは、対象魚に合わせてPEラインの2号~5号を使用します。
水深が深い場所や潮流の早い場所、ライントラブルなどを考えると長さは300m以上あると安心です。
おすすめPEライン
ゴーセン 剛戦ジギング8ブレイド330 35lb
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オフショアジギングで使用するリーダー
オフショアジギングで使用するショックリーダーは、使用するPEラインの太さに合わせて、フロロカーボンの8号~16号を組み合わせていきます。
ショックリーダーの長さは5m前後取るのが最も一般的です。
おすすめショックリーダー
デュエル TBカーボン ショックリーダー 30m 30Lbs
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オフショアジギングで使用するルアー
ルアーはオフショアジギング専用のものを使用します。
重さは40g~200g程度のものを水深や潮流などに合わせて使用するため、カラー違いで複数本そろえておくと安心です。
おすすめのルアーはこちら
シマノ オシア スティンガーバタフライ ドリフトスラッシャー JT-112P 120g 07T
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シマノ オシア スティンガーバタフライ サーディンウェバー JT-413P 130g 02T(アルミシルバー)
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初心者が上達するための5つのコツ
しっかりとしたラインシステムを組む
大物を狙うことが出来るオフショアジギングでは、どうしてもラインやショックリーダーが太くなりがちです。
太ければ大物がかかった時も安心で、根ズレにも強いと言うメリットがありますが、その分受ける潮の抵抗も大きくなりジグの動きが悪くなり釣果につながりません。
ラインシステムはなるべく細くして、必要最低限の太さで組みましょう。
またショックリーダーの結束にはFGノットがおすすめです。
出典:YGKよつあみ
船長の指示棚に合わせる
オフショアジギングでは船長が魚探を見ながらベイトの反応や海底に起伏のある場所に船をつけます。
ポイントに到着すると船長が反応の出ている棚を教えてくれるのですが、初心者の方は指示された棚に合わせることが出来ず、釣果につながらないことがあります。
オフショアジギングでよく使用するリールのハイギヤタイプは、一回転で1m前後巻き取ることが出来るので、ジグが着底したら糸フケを取り、回転数を数えながら巻くことで棚を合わせることが出来ます。
またジギングで使用するラインは、10mごとに色が変わっていたり、1mごとに目印がついている物が多いので、それらを基準にしても棚を合わせることが出来ます。
ハイピッチとスローピッチを使い分ける
オフショアジギングでターゲットとなる青物は、動きの早い物に反応すると言われているため、基本ハイピッチで誘いをかけますが、対象魚には活性が高くガンガン追ってくる時とそうではない時があります。
そんな時は、ハイピッチとスローピッチを上手く組み合わせたり、使い分けたりすることによって釣果は上がってきます。
ハイピッチでのジグの動きのイメージは、追われている小魚が逃げ回るイメージ、スローピッチではダメージを負った小魚がやっと泳いでいるイメージを持ちながら、アクションを付けると分かりやすいと思います。
フッキングは確実に入れる
青物などの泳ぐスピードの早い魚は、ジグを食った瞬間に船に向かって走ってくることが良くあります。
食った時に反転して船とは反対方向に走ってくれれば自然とフッキングすることが出来ますが、魚が向かってくる場合はフッキングされてない状態で針が貫通しておらず、針がかりが浅いため首振りや反転の時などにバラしてしまうことが多いのです。
フッキングはしっかりと確実に入れましょう。
タックル、ルアーカラーを釣れている人に寄せる
これはどんな釣りの時にでも当てはまることなのですが、釣れている人にタックルを寄せていくと釣果につながります。
オフショアジギングではロッドの硬さであったり、巻くスピードであったり、ジグの重さやカラーなどで大きく釣果が変わるため、どんな状況にも対応できるだけのタックルやジグをそろえておくことが重要になります。
オフショアジギングで“釣った感”を味わおう
オフショアジギングではタックル選びから使用するジグの重さ、ジグのカラーまで自分で選び、更にはアクションの付け方まで自分で考えて行うため、釣れた時の釣った感は他では味わえないような感動があります。
1度その釣った感を味わってしまうと、病みつきになってしまうことは間違いありません。
そんなオフショアジギングの魅力である釣った感を味わってみませんか?