
電動リールは深場での釣りや、エサ釣り、泳がせ釣り、落とし込み釣りなど多くの釣種で欠かせないアイテムで、指示棚に正確に合わせたり仕掛け回収の労力がなくなるなど、多くの理由でユーザーから支持を受けていますよね。
多くの方に指示を受けている電動リールですが、ラインは購入した店舗がサービスで指定するPEラインを無料で巻いてくれることが多く、一体どこのメーカーで強度はどれくらいだろうと不安に思ったことはないでしょうか。
そこで今回は、電動リールにおすすめのPEラインや、強度において最強のメーカーを詳しくご紹介していきたいと思います。
目次
電動リール用のPEラインの選び方
先ずは電動リール用PEラインの選び方から紹介したいと思います。
4号~8号のラインを選ぶ
電動リール用のPEラインは船釣り専用のラインで4号~8号を基準に選び、電動リールのライン号数の容量に合わせて目一杯巻いておきましょう。
釣りをしていればライントラブルは必ずと言っていいほど起こってしまうので、目一杯巻いておくことでライントラブルの時にカットしてしまっても対応することが出来ます。
魚種、水深で選ぶ
電動リールのPEラインは魚種、水深によって号数を使い分けます。
例えばハタやクエなどの大型の根魚を狙う場合は、かけた瞬間に根に潜ろうとするので主導権を与えないために、多少強引なやり取りが必要になるため太めの号数のラインが求められます。
深海のような深さがあるようなポイントでは、あまり太くし過ぎると潮流の抵抗を受け、思ったポイントに落とすことができずに釣果につながらなくなってしまいます。
釣り方で選ぶ
エサ釣り、泳がせ釣り、落とし込み釣り、最近では電動ジギングなど電動リールを使用した多くの釣り方がありますが、そのすべての釣りを同じ基準のラインで行うことは出来ません。
そのため、多くの電動リールのユーザーは釣り方に合わせて巻くラインを変えています。
電動リールを釣り方に合わせていくつか持っている方は、巻き変える必要はありませんが、ラインを巻き変える必要がある方はその都度、乗船する船の船長に聞いて釣り方にあったラインを巻きましょう。
ラインカラーは好み
電動リールで使用するPEラインには多くのカラーが販売されており、1m、10mで分かるようにマークが付いているものもありますが、電動リールはデジタルのカウンターが付いているので、あまり気にする必要はありません。
なので自分の好みや、リールとの色の相性で選ぶと良いでしょう。
PEラインおすすめ5選
ここでは、電動リールに特におすすめなPEラインを5つ紹介していきたいと思います。
シマノ MASTERSHIP 船 EX8 PE 6号
船釣りでの深場におけるかすかなアタリを取りやすくするために、4kgの負荷をかけた時にわずか1%の伸縮度で設計されています。
更にアングラーの繊細なアクションを、しっかりと仕掛けに伝えることが可能なためターゲットに対するアピール力も高く、釣果につながる船釣り専用PEラインです。
強力は45kg
ダイワ メガセンサー8ブレイド+SI 6号
UVF(Ultra Volume Fiber)加工(超高密度繊維加工)により、耐摩耗性や強力、低伸度によって感度が高くアタリが分かりやすい。
Evo Silicone加工(+Si)により、動摩擦係数が軽減され、滑りがよくガイドとの摩擦による糸鳴りも軽減されます。
強力は35kg
YGK よつあみ ヴェラガス船 X8 6号
沖釣り専用PEとして誕生したよつあみヴェラガス船は、最高級原糸ならではの高強度に加え、棚取りしやすく色落ちもしにくいマーキングが沖釣りにベストマッチします。
強度と糸巻量のバリエーションを変えることで小物釣りから大物釣りまで幅広く対応します。
強力は36.3kg
サンライン スーパーブレイド5 6号
低コストながら扱いやすい適度なハリとコシを実現させた「HQ-PE」ライン。
感度に優れ、高い強力でアタリを明確に捉えパワフルなやり取りが可能です。
サンライン独自の特殊染色技術で鮮明なカラーを実現し、色落ちもしにくくカラーローテーションも豊富で、船からのエサ釣り、ルアー(ショア、オフショア)まで幅広い釣りに対応してくれます。
強力は33kg
ゴーセン メーターテクミHS8ブレイド 6号
SDE製法を採用しPEの強度と耐久性を最大限まで引き出しています。
連結で1200mまで巻くことが可能で、10m毎に色が分かれていて、1m、5mにも分かるようにマーキングが付いているので船釣からジギングまで幅広く対応します。
強力は34kg
強度重視ならジギング用PEラインの流用も
ここでは、ジギング用PEラインの中から電動リールにも使用可能な、おすすめPEラインを紹介していきたいと思います。
シマノ オシア X8 PE 6号
ステラやオシアジガーなどのジギングで使われるリールに合わせて作られているPEラインで、伸びの短い感度に特化したモデルです。
キャスティングゲームで必要になる「トラブルレス」「衝撃吸収」「超高強力」を備えているため電動リールでの船釣りにも流用可能です。
強力は45kg
ダイワ ソルティガ 8ブレイド 6号
8本編みでオフショア用に作られているPEライン。
滑らかで強度も高く、水中での抵抗も少なく仕掛けを早く落とすことが出来るため、電動リールでの釣りにも使用可能なPEラインです。
強力は35kg
YGK ガリス ウルトラジグマン WX8PE 6号
名前の通りジギング用で作られたPEラインですが、10mごとにカラー分けされていたり100m単位での購入も可能なことから、電動リールのラインキャパシティーに合わせて巻くことが出来るため流用可能なPEラインです。
強力は37kg
ゴーセン 剛戦ジギング8BRAID 6号
ジギング用に作られているPEラインですが電動リールにも使用可能で、使用感に優れガイド滑りもいいため使いやすいラインです。
また、耐久性にも優れていて安心して長く使うことが出来ます。
強力は34kg
デュエル ハードコア X8 6号
マイクロピッチブレイデッド加工という製法で8本編みで作られているPEライン。
8本編みながら300mで3000円台とコストパフォーマンスも高く、安価ながら高い強力が魅力的なPEラインです。
強力は40kg
最強強度のメーカーは?
各メーカーから色々な種類のPEラインが販売されていますが上記した、おすすめPEライン、ジギング用PEライン、の中から8本編みで6号というラインの基準で、強力の高いメーカーを見てみますと、シマノのPEラインの強力が高いことが分かります。
ダイワの12本編みのPEラインも45.3kgと高い強力がありますが、かかるコストも100mあたり4000円前後と高価で導入にはハードルが高めです。
シマノのPEラインは、船用でもジギング用でも45kgと非常に高い強力があり、最強強度のメーカーはシマノと言ってもいいのではないでしょうか。
電動リールのライントラブルを少なくする巻き方
ここでは、少しでもライントラブルが少なくなるようなラインの巻き方について紹介していきたいと思います。
最初に巻く時にしっかりとテンションをかける
ラインを巻く時にしっかりとテンションをかけて巻くことで、ライントラブルの軽減が期待できます。
テンションをかけずに巻いてしまうとバッククラッシュする原因になったり、負荷がかかった時にラインの隙間に潜り込んでしまったりと、トラブルの元になってしまいます。
ラインを巻く時はしっかりとテンションをかけて巻いていくようにしましょう。
購入店で巻いてもらう
購入した店舗ではラインを巻いてくれるサービスをしている所が多く、電動リールと一緒にラインも購入して店舗で巻いてもらいましょう。
糸巻き用の器具を使い、しっかりテンションをかけて巻いてくれるので、ライントラブルは少なくなるでしょう。
アイテムを使用して巻く
自分でPEラインを巻く時は、釣具屋やネットなどで販売されている専用の器具を使用して巻くことをおすすめします。
器具を使ってテンションをかけてラインを巻くことで、店舗で巻いてもらうのと同じようにライントラブルの軽減が期待できます。
電動リール用PEラインはタックルバランスを考えて選ぼう
電動リールに使用するPEラインを選ぶときに、もちろん強度は重要なポイントになりますが、それだけでは魚を釣ることは出来ません。
強度が強いということは、「切れにくい」ということで、切れにくいということはその負荷がロッドやリールに全てかかってしまうということになります。
ロッドに高過ぎる負担がかかると折れてしまうし、リールも同じで高負荷で壊れてしまうことも考えられます。
電動リールに使用するPEラインを選ぶ時はタックルバランスを考え、ベストなセッティングで釣りを楽しみましょう。