
釣りの技術が少しずつ上がってくると魚以外も釣ってみたいと考える事はありますよね。タコやイカも人気のターゲットですが今回は人気のあるターゲット、アオリイカに注目していきます。
魚とは違うのでアオリイカの釣り方がさっぱり分からない、どんな竿やリールを使えばいいのかも分からないなんて方には必見です!
アオリイカの釣り易い時期や釣法、おすすめのロッドやリール、さらには持ち帰り方までご紹介していますので、ぜひアオリイカを狙ってみましょう!
目次
アオリイカが初心者でも釣り易い時期とは?
アオリイカは1年でその一生を終えてしまう短命の生き物です。春に親イカが産卵する時期になり、夏になると親イカは死んでしまいます。
秋には春に生まれたイカが子イカに成長し、数釣りを楽しむ時期になります。冬になると水温が下がってしまうため、沖の方へと移動してしまいます。
春夏秋冬のアオリイカの様子から見ると、初心者がアオリイカを狙うのであれば秋が最もベストシーズンです。子イカは食欲が旺盛で警戒心も少ないので、非常に多くのアオリイカが釣れます。
しかし秋は、大型のアオリイカが狙いにくいのが唯一のデメリットでもある季節です。
大型のアオリイカを狙うのであれば、春の親イカを狙うことになります。重さが2kgから4kgまで釣れるのでスリリングなファイトを楽しめます。
アオリイカはどんな仕掛けで釣るの?
出典:ダイワ公式
アオリイカを釣る方法は様々ですが、一般的にアオリイカを狙う方法は3つあります。ルアーで狙うパターンと餌で狙うパターンがありますので、好きな釣法を選んでみてください。
(1)エギング
出典:ダイワ公式
アオリイカを狙う釣法で最も人気のあるのがエギングです。唯一のルアー釣法で、エギと呼ばれるルアーをキャストして狙います。仕掛けも非常にシンプルで、PEにリーダーを結びスナップを付ければ終了です。
PEラインは0.6~0.8号を使用し、リーダーはフロロカーボンの1.5~2号を用意すれば問題ありません。
エギの操作方法としては、素早く2~3回しゃくってフォールさせる動作が一般的です。フォールしている時にエギに抱き着いてくることが多いので、ショアジギングに少し似ているところもあります。
気軽にアオリイカを狙ってみたい方はエギングに挑戦してみることをおすすめします!
(2)ヤエン釣り
出典:楽天
ヤエン釣りの最大の特徴は、道糸からヤエンと呼ばれる仕掛けを滑らしてアオリイカをかけるところです。
アジに釣り針を刺して泳がせておくと、アオリイカがアジを捕まえに来ます。普通の釣りであればその時点であたりと見なし合わせを入れますが、ヤエン釣りは待つことが大切です。アオリイカが警戒心を解き、落ち着いてアジを捕食し始めた時がヤエンを投入するタイミングになります。
ヤエンをアオリイカにかければアオリイカが異変に気付き走り出します。後は身切れしないように慎重にアオリイカを寄せ、タモで掬うようにすれば確実にキャッチすることが出来ます。
アオリイカは身切れしやすいので、ショアジギングのようなド派手なファイトはしないようにしましょう。
(3)ウキ釣り
出典:楽天
海釣りではポピュラーな釣法のウキ釣り。アオリイカを狙う場合は活アジを餌として使用します。アジとラインを結ぶ部分は誘導式で動く様になっており、その下に本命のイカをかけるイカ針があります。
オキアミやアオイソメなどで魚を狙うようなウキ釣りとは仕掛けが異なるので、最初は戸惑うかもしれませんが慣れてしまえば簡単に仕掛けが作れます。
ヤエン釣りとは違って、ウキが沈んだら合わせをいれる必要があるので注意しましょう。夜間に行う場合は、糸ふけがしっかりとれているか確認して合わせミスをしないように気を付けましょう。
初心者にはどんなロッドがおすすめ?
アオリイカを狙うのであれば、アオリイカを狙うことに特化した竿が使いやすいです。今回はしっかりとした性能を持ちながらもコスパに優れたロッドをご紹介しますので、お気に入りの1本を見つけてみてください!
(1)ダイワ エメラルダス83M
エメラルダス83Mは季節や場所を問わずに、エギサイズ3.5号を中心に使用できるバーサタイルなモデルです。軽量なだけでなく操作性にも優れているので、アングラーが求めているものを与えてくれるロッドです。最初の一本には十分すぎる性能で、いつまでも使っていける性能を持っています。
(2)シマノ セフィアSS R S806M
セフィアSS R S806Mは、フィールドを選ばない対応力を持っているスーパーオールラウンドモデルです。エギサイズ2.5~4号のエギを使用するのに適したしなやかさと張りを持っており、スローな釣りから広範囲を積極的に探る釣りまで対応しています。
(3)ダイワ リバティクラブ アオリイカ2号-51
しなやかさとパワーを兼ね備えたヤエン釣法の専用ロッド。投げる、泳がせる、抱かせる、合わせる、寄せるといった動作を意識して設計されているので使い勝手が非常に良いです。アジを泳がせることが出来る適度なしなやかさを持った穂先や、大型のアオリイカも問題なく寄せることが出来るバットパワーを持っています。
(4)シマノ ホリデーイソ 1.5号 530A
メガヒットを記録したホリデー イソがフルモデルチェンジしました。軽快な操作性はもちろんのこと、外装も本格志向のクールデザインを採用しているので使って楽しい持って楽しいロッドに仕上がっています。シマノの確かな技術を駆使したロッドでぜひアオリイカを狙ってみませんか?
リールはどんなのがいい?おすすめ4選を紹介!
アオリイカを狙うならリールも専用の物が好ましいです。通常のスピニングリールでも使用することは出来ますが、快適にアオリイカを狙うのであればぜひ専用リールを検討してみてください。
(1)ダイワ エメラルダスMX2508PE-DH
エアローター、ATD、ザイオン、デジギヤⅡなどダイワの技術を練り込んだエギング専用リールです。エギングに向いたダブルハンドルを搭載しており、PEライン0.8号を150m巻けるラインキャパシティを持っています。軽量なボディなので長時間しゃくっていても疲労感が少ないのが嬉しいポイントです。
(2)シマノ セフィアSS C3000S
エギングに求められる強さと軽さを兼ね備えたエギング専用リールです。最高レベルの強さを追及したHAGANEギアをはじめ、マグナムライトローター、リジッドサポートドラグを搭載しているので高機能なリールに仕上がっています。ショアからオフショアまで対応するモデルなので万能性にも優れています。
(3)ダイワ アオリトライアル2500BR
アオリクラッチレバーやアルミスプール、アルミハンドルなどを搭載したヤエン釣り専用リール。スプールにケミライトを装着できる夜光モデルもあり、夜釣りアングラーにも優しいラインナップが嬉しいポイントです。非常にお求めやすい価格なので、ヤエン釣りに興味がある方にはおすすめのリールです。
(4)シマノ 13アオリスタBB 2500
アオリスタBBは、スムーズにラインを出すクオリティが非常に優秀です。ヤエン釣りではアオリイカに違和感を与えることは最も避けたいポイント。しかし、アオリスタBBであればそんなことは忘れて目の前の釣りに集中することが出来ます。価格も抑えられているので初心者でも手を出しやすいのが嬉しいですね。
釣ったアオリイカを新鮮な状態で持ち帰ろう!
出典:楽天
アオリイカは食味が良いので食材としても人気があります。釣りたてのアオリイカならなおさらですね。しかし、アオリイカの持ち帰り方を誤ってしまうとせっかくのアオリイカが台無しになりかねません。美味しいアオリイカを食べるためにも持ち帰り方を確認していきましょう!
(1)きちんと締める
出典:楽天
アオリイカを釣ったらすぐに締めてあげましょう。アオリイカは魚のように血抜きをする必要はありません。使用する道具は刃物やピックなどがおすすめですが、鋭いものであればどんなものでも大丈夫です。
狙う場所はアオリイカの目の間の眉間です。45度ほどの角度で足から胴体に向かって刺せば神経を断ち切ることが出来ます。胴体側の締めはこれで終了です。
胴体側だけを締めておしまいではないので、次は足側を締める必要があります。足側を締めるには、眉間から45度ほどの角度で足側に向かって刺していくだけです。胴体側がうまくできれば難しいことはないので、ぜひチャレンジしてみてください。
締まったかどうかを確認するのは非常に簡単です。神経を断ち切ってしまえば身が白く変色するので、白くなっていなければもう一度締める動作を行いましょう。
イカを締める際は鋭利な物を使用するので、ケガをしないように注意して行いましょう。
(2)氷に直接当てない
イカを締め終えたら次はイカをどう持ち替えるかが重要になります。魚を持ち帰る際、クーラーボックスの中にそのまま入れて持ち帰る方がいるかと思いますが、イカではしない方が良いです。
また、水につけてしまうと身が硬くなってしまうので注意が必要です。
イカを持ち帰る方法のベストは、まずチャック式のビニールに締めたイカを1匹ずつ入れましょう。次にクーラーボックスの氷の上に新聞紙を敷いて、その上に袋に入れたイカを並べる方法がベストです。
この方法であればイカのおいしさや食感を損なうことなく持ち帰ることが出来ます。イカの劣化が進まないよう素早く行えるようになると、よりおいしいイカが味わえます!
釣って楽しい食べて美味しいアオリイカ!
出典:メジャークラフト
アオリイカは釣法によってはスリルも味わえる楽しいターゲットです。釣り上げた後も美味しく食べることが出来るアオリイカは、シーズンになると専門で狙うアングラーが数多くいます。
秋は初心者でも数釣りが楽しめるのでぜひトライしてほしい季節です。
難しいイメージがあるかもしれませんが、初心者でも楽しめるアオリイカ釣り。釣りたてのアオリイカを食べればきっと病みつきになります!