
ブラックバスを釣る上でまず思いつくのがルアーを使った釣法ではないでしょうか?
確かにバスフィッシング=ルアーフィッシングといった印象が強いです。
しかしルアーを使ってバスを釣る事は比較的難しく、「釣りを始めたはいいが一向に魚に触れない」なんてケースも稀ではありません。
そんな時、とにかくバスを釣ってみたい場合におすすめなのが餌釣りです。
ルアーでは難しいバスも、餌だと比較的簡単に釣れてしまいます。
そんなバスの餌釣りについて紹介していきます。
オススメのエサ
出典:ルアーメイキングのススメ
餌について紹介していきます。
釣具店で購入できるエサ
釣具店で手に入るものでは
■ミミズ
■シラサエビ
があります。
いずれも生餌なので効果的面です。
エビに関してはウキ釣りかダウンショットでの使用をおすすめします。
現地調達できるエサ
出典:Wikipedia
現地調達できるものはたくさんあります。
■ミミズ
■ザリガニ
■ブルーギル
■小魚
■虫
など様々です。
そのフィールドに生息するバスが捕食している可能性が高いので効果的な餌になり得ます。
効率的な現地調達方法
ミミズや虫は比較的簡単に手に入れる事が可能です。
ブルーギルは餌釣りの外道としてよく釣れるので手に入りやすいです。
その他の水中にいる生物はペットボトルを加工した仕掛けを沈めて数時間待つと手に入ります。
上記の画像のように加工したペットボトルをタコ糸などで回収できるようにして沈めておきます。
ザリガニ、エビ、カニ、小魚など捕まえることができます。
余裕があるときは前日に仕掛けておくといいでしょう。
スーパーで購入できるものでエサにできるものはある?
結論から言うと生餌には勝てません。
小型のバスでしたら、魚肉ソーセージやかまぼこ、ちくわでも釣れなくはないです。
ですが細く切り、少しアクションを加えたりと工夫が必要になります。
それよりもそれらを使ってザリガニやブルーギルを釣り、それを餌にしたほうが効果的です。
餌でバスを釣るための仕掛けと釣り方
まず、仕掛けと釣り方について紹介していきます。
ウキ釣り
バスの餌釣りでもっともオーソドックスなものがウキ釣りです。
市販されているブラックバス用の仕掛けのほとんどがウキ釣り用の仕掛けになっています。
釣り方
針に餌をつけたらバスがいそうな目ぼしいポイントに仕掛けをおとします。
後はウキが沈むのを待つだけです。
アタリがあったら、ウキがしっかり沈むのを待ってから思いっきりあわせればフッキング完了です。
虫ヘッド
出典:ヤフー
餌専用のジグヘッドです。
元々海釣りようですがバスの餌釣りでも使用可能です。
釣り方
餌を付けたらバスがいそうな場所に投げます。
その後ジグヘッドが底に着くまで沈めます。
底まで沈んだら竿を地面と平行にし、2時の角度に構えます。
竿を横に引いて底をズルズルとズル引きます。
竿が横に引けなくなるまできたら糸を巻き取り再び2時の角度に戻します。
このとき仕掛けは動かないように気を付けましょう。
また糸を巻き取ったあと10秒程度待つと効果的です。
あたりがあったらたるんだラインを巻き取り、思いっきりあわせればフッキング完了です。
根がかりが多い場合はバス釣り用のガード付きジグヘッドを使うのもありです。
ワームの釣りの練習にもなるのでステップアップの時におすすめです。
ダウンショット
こちらは針の下に錘がついている仕掛けで、ワームの釣りで多用される仕掛けですが餌釣りにも応用できます。
ワームへのステップアップの時におすすめです。
釣り方
釣り方は虫ヘッドと同じやり方で大丈夫です。
また錘が底に着いた状態で糸を張って竿を立てていれば、餌が水中に浮いている状態になります。
なのでバスがいそうな場所に落として、上記のような状態で待つのもいいでしょう。
バスを釣るためには場所選びが大事!
餌釣りでもバスがいない場所では釣れません。
バスを釣るための場所やポイントを紹介していきます。
そもそもバスってどんなところにいるの?
現在湖や川、池や沼など日本のほとんどの淡水にバスは生息しています。
バスは基本的に、そういったフィールドにある物や地形変化などに身を寄せている事が多い魚です。
狙うべきポイント
初めは目に見えてわかりやすいポイントを狙うといいでしょう。
代表的な物として
■杭
■立ち木
■橋脚
■アシやガマ
などがあります。
また
■水門
■流れ込み
などの変化周りも狙うべきポイントです。
餌釣りに適した釣り場
桟橋
餌釣りをする際に最もおすすめなのは桟橋です。
桟橋は足場もよく、小魚などの餌もつきやすいので高確率でバスにも出会えます。
ボート屋さんの桟橋などは「釣り禁止」だったり「有料」の場合も多いので必ず確認が必要です。
ワンド
ワンドとは川や湖の地形変化によって奥まった、水たまりの様な場所です。
ワンドには多くの生物が留まりやすく、バスもよく訪れます。
流れも穏やかな事が多く餌釣りに適しています。
あまりに流れが強い場所だと仕掛けも流されてしまうので、そういった場合は特にワンドを探すといいでしょう。
野池
野池も比較的流れがなく餌釣りに適しています。
またエリアが限られているのでバスの居場所を突き止めやすです。
エサでバスを釣るのは邪道なの?
ルアーフィッシングの印象の強いバス釣りですが、餌を使用する事は邪道ではないか?と思うかもしれません。
しかし私はそんな事はないと思います。
もちろん大会やトーナメントで餌は使用禁止ですし、多くのバスアングラーはルアーのみで釣りをします。
ですが釣りなのですから釣れなくてはおもしろくありません。
ルアーフィッシングが人気なのはゲーム性が高くおもしろいからで、釣果を求めるなら断然餌釣りの方が釣れます。
ちなみにゲームフィッシングの聖地フロリダでは、バスを餌で釣るのが一般的なようです。
ルアーでも餌でも楽しめる事が一番だと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ルアーではなかなか釣れないバスも餌なら簡単に釣る事ができます。
大きくても小さくても釣れるとうれしいのがバス釣りです。
餌でバスを釣る事で、釣れる感覚やあたりの感覚を覚える事が可能です。
また、バスの居場所や食性を知るヒントにもなります。
餌釣りで釣れたポイントに同じような形のルアーを投げてみるのも面白いですね。
邪道とは思わず、是非餌釣りにチャレンジしてみてください!