
フローターは水面に浮いて移動しながら釣りをできるアイテムです。
オカッパリでは届かないポイントや、ボートで侵入できないポイントへのアプローチが可能です。
またフローターには様々な形状があり、形状ごとに特徴があります。
形状やカスタムによってエレキの使用や魚探の取り付けも可能でハイテク化も進んでいます。
そんなフローターの魅力や形状による特徴、おすすめを紹介していきます。
目次
フローターの魅力
出典:ゼファーボート ブログ
まずフローターの魅力を紹介していきます。
フローターの魅力
フローターの一番の魅力は水面を自由に移動出来る事でしょう。
それによってオカッパリからでは遠くて届かない場所へのアプローチが可能です。
水面を移動しながら釣りをし続ける事が可能なので、「車でポイント移動」なんて事が不要になります。
また手軽さも魅力の一つと言えます。
特別な維持費や免許などは必要ないですし、比較的保管場所にも困りません。
気軽に本格的なバスフィッシングを楽しむことができます。
フローターのメリット
フローターを使用する最も大きなメリットは上記でも紹介しましたが、その手軽さです。
購入もアルミボートやバスボートなどに比べたらリーズナブルですし、維持費も基本的には掛かりません。
もちろん免許も必要ないのでフローターを購入すればすぐに水面へ出てバスフィッシングを楽しめます。
またスロープのない場所でも気軽に水面へ出ることができます。
オカッパリやボートフィッシングとの違い
オカッパリやボートフィッシングとの違いをまとめてみました。
オカッパリとの違い
■水面を移動できる
■移動しながら釣りができる
■根がかりの回収がしやすい
足場の制限がなくなるので自由度が広がり釣りの幅も広がります。
ボートとの違い
■比較的リーズナブル
■維持費がかからない
■保管場所に困りずらい
■狭い場所へ侵入可能
やはり手軽さが魅力ですね。
形状別の特徴を知っておこう!
続いて形状別の特徴を紹介していきます。
O字型
出典:ヤフー
フローターと言えばこの形を思い浮かべるでしょう。
軽量性に優れており持ち運びが簡単です。
また旋回性が高く、小規模なフィールドに適しています。
しかし乗り降りのしにくさや、水の抵抗を受けやすい為スピードが出にくいといった特徴も持っています。
U字型
出典:ヤフー
O字型よりも乗り降りがしやすくコストパフォーマンスに優れた人気のモデルです。
フィールドでもよく見かける形状ですので、人気の高さがわかります。
安定性が少し欠けるデメリットもあります。
V字型
出典:ヤフー
スピードが出やすい形状です。
また比較的大きく収納スペースが付いている物が多いです。
逆に大きいので重量が重ためになってしまうのと、値段は高めになってしまいます。
H字型
出典:ゼファーボート ブログ
最も安定性に優れた形状です。
スピードも速く、収納スペースもあります。
モデルによってはエレキも搭載可能です。
しかし価格は高く、重量も重たくなってしまいます。
おすすめ4選を厳選紹介
ドッペルギャンガー フィッシングフローター FF-2
出典:ヤフー
入門者におすすめなU字型のモデル。
値段が安く、付属品を含む重量が3kgと非常に軽量です。
ゼファーボート ZF-123C-T
O型の旋回性能とU型の乗り降りのしやすさを合わせ持ったモデル。
重量が6kgと軽量で野池などの小規模フィールドにおすすめです。
ゼファーボート ZF-158VH-T
移動速度を重視したモデル。
12kgと重量はありますが、高い座席や高い安定性から湖などでの使用にも向いています。
またオール付きなので長距離移動にも向いています。
ゼファーボート ZF-178U-T
ハンドエレキ搭載可能モデル。
エレキ搭載可能で更に広いフィールドでの使用や長距離移動に向いています。
フローター釣行で必要なアイテム
フローター釣行の際の必要なアイテムを紹介します。
ライフジャケット
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水面に出る際に必ず必要なアイテムです。
もしもの時に命を守る重要な物になります。
「必ず」着用しましょう。
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ウェーダー
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フローターは座って操船します。
背中付近まで入水の可能性があるので胴長(チェストハイ)のウェーダーを用意しましょう。
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フィン
フィンはフローターの動力になります。
長靴の上から履ける物を用意しましょう。
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ポンプ
フローターに空気を入れるポンプです。
手動タイプと自動タイプがあり、フローターによっては専用の物があるので確認が必要です。
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タックルはできる限り少なくするのがポイント
出典:ゼファーボート ブログ
フローター釣行の際は持っていけるタックルが限られてきます。
本数
フローターに多くのタックルを積むことは困難です。
また多く積むことによりタックルの破損や落水など、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。
理想は1~2本。
多くても3本までが限界でしょう。
タックルの選び方
一番はそのフィールドにあったロッドセレクトが理想です。
ですが水面を移動しながら行うフローター釣行では、様々なシチュエーションに対応しなければなりません。
それにタックルの本数に制限があるので一本で様々なルアーを扱える必要があります。
様々なシチュエーションや様々なルアーに対応できる様にバーサタイルモデルを選ぶと良いでしょう。
また長さはあまりに長いと座って釣りをするフローター釣行では扱い辛いです。
ながくても6.6ft程度までが理想的でしょう。
ルアー
ルアーに関しても大量のルアーを持ち込む事は困難です。
「タックルケースごと落水」なんて事の無い様に必要に応じた少量のルアーをセレクトすると良いでしょう。
持っておくと便利なアイテムとは!?
フローター釣行での便利なアイテムを紹介していきます。
フィンセーバー
フィンセーバーはフィンが脱げても落ちないようにする為の脱落防止コードです。
万が一に備えて用意しておきたいです。
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ライブウェル
魚をキープする事ができるアイテムです。
フローター用の物があります。
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ロッドホルダー
出典:ヤフー
フローター専用の物がありフローターにロッドを積む際に便利なアイテムです。
移動時や使っていないロッドを立てかけれるのでロッドが邪魔になりません。
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エレキ
出典:ヤフー
フローターのタイプやカスタムでエレキを搭載する事が可能です。
エレキの動力で移動が可能になるので長距離の移動も楽になります。
エレキ使用のメリット・デメリット
■メリット
エレキ使用でのメリットはなんと言っても移動がスピーディーに、そして楽になることです。
通常ではフィンを使い足で泳いだり、オールを使い手で漕いだりして移動します。
ですがエレキを使用する事で自分の力を使わずに移動が可能になります。
移動時間の短縮は釣りのできる時間が増えたり、釣りにも集中でき釣果アップにも繋がります。
■デメリット
デメリットとしては船体の重量が大幅に増えてしまう事です。
エレキを動かす為のバッテリーだけでも20kgを超えてきます。
バーテリーの積む位置を考え重量バランスを調節しないと、落水事故などにも繋がります。
また準備にも若干の時間が掛かってしまいます。
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フローターで気を付けるべき注意点
出典:ゼファーボート ブログ
フローター釣行の際の注意点を紹介します。
入水時
落水の危険があるタイミングです。
必ず浅場から入水し、転倒しないようにゆっくりと入水しましょう。
操作方法
足につけたフィンでパタパタと泳ぎます。
後方に向かって進んでいきますので、注意しましょう。
オール付きのタイプはボートを漕ぐ要領で、こちらも後方に向かって進んで行きます。
パンク
フローターはパンクの恐れがあります。
パンクしてしまった際は焦らずにパンクした穴を塞ぎ、近くの陸に上がりましょう。
荷物の落水や荷物への浸水
荷物を誤って落水させてしまったり、濡らしてしまう恐れがあります。
落下防止にタックルなどはストラップでフローターに繋ぎ、濡れて困る物は防水ケースなどを用いる様にしましょう。
オカッパリへの注意
水上に出ていると岸から釣りをしている人が見えにくいです。
オカッパリの方の狙っているポイントの上を通過したり近づきすぎないように注意しましょう。
またやむを得ずオカッパリの前やポイントの上を通過したり、近づく際は必ず声をかけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フローターを使用する事により今まで遠くてアプローチできなかった場所や、ボートでは侵入できなかったエリアを狙うことが可能です。
また自分の通っているフィールドやスタイルに合わせたモデルを買うことにより手軽で楽しく、そして安全に釣りを楽しむ事ができます。
是非この機会にフローターにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
釣りに出かける楽しみが倍増する事間違い無しです!