
アングラーの誰もがどの釣り場に行くにも必ず持っていく自分の信頼している一軍ルアー、ワームがあると思います。
驚異的な釣果若しくはお守り的要素含む信頼のルアー、ワームですが私も今回のテーマでもあるジャッカル「フリックシェイク」は必ず持っていきます。
初場所でどんな状況か良く分からない時や、タフコンディションの時。高い確率で魚を連れてきてくれます。実は食わせのフィネス的な要素に加え、リグやカラーによってはサーチの役目もあります。
今回は信頼度抜群なフリックシェイクの種類やサイズから、おすすめのリグなど細かな情報まで詳しく解説したいと思います。
フリックシェイクとは
すべてのバスを振り向かせる!をコンセプトに作られたルアーメーカー「ジャッカル」から発売されているストレートワームです。
最大の特徴はボディをあえて曲げて作られており、フォール時の絶妙な振動や、ボトムステイでの滑らかな揺れにより、擦れたバスにもかなり効きます。
フリックシェイクができたきっかけは、ボックスに入っていて癖がついた曲がったワームを使ったらよく釣れた為、あえて曲がったワームを作ろうとなったのがフリックシェイクの開発秘話です。
フリックシェイクの種類
まずはフリックシェイクの種類からお伝えします。
フリックシェイク(ノーマル)
通常の(ノーマル)フリックシェイクは3.8インチから6.8インチが定番として使用されています。私は5.8インチを基準に状況に応じて使い分けていきます。
初めて使われる方は5.8インチから使用するとアクションや特徴等がわかりやすくておすすめです。
フローティングフリックシェイク
サイトマジック
サイトマジックは、ノーマルのフリックシェイクよりワーム内の塩の複合量が3倍になっている超高比重のフリックシェイクです。高比重の為ノーシンカーでもかなり遠くへのキャストも可能です。開発者のジャッカル会長でもある加藤誠司 氏が3年間シークレットで使用しており、TOP50桧原湖戦のウイニングルアーに輝いた話が有名です。
通常のカラーに加えツートンカラーもラインナップされており、私もサイトマジックにはタフコンディション時に何度も助けられています。
フリックシェイクロボ
フリックシェイクロボはジャッカルとROBOWORMのコラボワームです。フリックシェイクに比べてROBOWORMのマテリアルを採用することにより、固めで張りのあるキビキビとした動きが特徴的です。
このあたりはアングラーの好みによりますが「固めのROBOWORM、柔らかめの通常のフリックシェイク」といった違いです。
ネコフリック
ネコフリックの特徴はフリックシェイクのボディ形状をネコリグ使用に最適化した、太いボディです。ヘッド部分が太くなっている且つ形状はフリックシェイクのままなので水噛みが良く、ローリングアクション、カーブフォールを得意としています。
又、着底するとヘッド部分が太いためテール部分が立ち上がり、着底後ステイでバスを自発的に誘うのでステイでバイトが良くあります。
是非湖や野池で着底後のステイを意識して注目してください。
ラインテンションを張った時にはもう釣れているかも!?
マイクロ
マイクロは2.8インチとフリックシェイク上最もダウンサイジングしたモデルです。「サイズは問わないがとりあえず一匹!」の時に使用すればかなり高確率でバスを連れてきてくれます。
また、マイクロは「スーパーエビフォーミュラ」がワーム内に配合されているため見た目だけではなく、味+匂いでもバスを誘う、正に食わせの一品となっています。
野池では、ギルや子バスが入れ食いなんてことも良くあります。
フリックシェイクのサイズ
フリックシェイクのサイズラインナップはマイクロの2.8インチをはじめ3.8、4.8、5.8、6.8、9.8と6サイズラインナップされています。
どのサイズを使えばいいかわからないという方はまずは上記にも記しましたが、5.8を基準として使用してみてください。
野池等小規模の場所では大きく感じるかもしれませんが大丈夫です。
むしろサイズ感で気づかせることはとても重要なので躊躇せず是非使ってください。
そこからバスのサイズ感や、状況に応じてバイトが乗らない時は1サイズ落として4.8、3.8と徐々に調整してみてくださいね。
6.8や9.8はデカバスに特化したサイズ感になっています。9.8の見た目はもはや蛇みたいです!(笑)
ちなみに私は琵琶湖ではベイトタックルで6.8か9.8しか投げません。
ワーム自体のサイズがあり、比重もあるため遠投が可能です。
もちろん釣果は6.8も9.8も両方実績があります。
おすすめカラー5選!
私の実績ある5選です。是非参考にして下さい。
グリパン/チャートツートンカラー
出典:jackall
このカラーは野池必殺カラーです。野池だけでなくマッディウォーターの時に特に威力を発揮します。
このカラーは半分がグリパンもう半分がチャートになっており、実際に使用するとわかるのですが、二つのカラーの明滅によってシルエットがハッキリとして非常に存在感のあるカラーとなっています。
ブラック/パープルスモークツートンカラー
出典:jackall
このカラーはブラック、パープル、スモークと私の中では3種のカラーでバスを誘っていると思います。関東の某メジャーレイクで全く釣れない中、何故かこのカラーで爆釣した実績があります。
恐らくですが、水の中では何者かわからない生命体が動いており、カラーが生命体にしか見えないように思います。是非水の中でカラーを確認してください。
SKシークレットプラム
出典:jackall
このカラーも実績が高く、ギル食いバスには絶対効きます。青ラメがとにかくキラキラしているのでギルの光方やザリガニに似ているので良く釣れます。
同じようにこのカラーだけ爆釣したアングラーも知っています。
ウォーターメロンペッパー
出典:jackall
こちらはマッディな野池、クリアなリザーバー問わず釣れます。とにかくナチュラル。地味なカラーですが、実績は地味ではありませんのでとにかく使ってみてください。
グリーンパンプキンペッパー
出典:jackall
最後は定番中の定番ですが、やはり釣れます。とにかく場所とサイズは問わず釣れるので是非ストックで持っていて損はないです。
私はまず初場所では手堅くグリパンを選びそこから状況把握し、地味なカラーが良いのか、派手なカラーが良いのか、膨張系か、シルエットなどを考慮してカラーセレクトしていくので、いわばサーチカラーです。
水の中でも本当にナチュラルに見えるので、ナーバスなバスにも口を使わすことができます。
おすすめリグと使い方のコツ
フリックシェイクはいろいろなリグに対応しています。
ここでは私が良く使用するおすすめの使用方法について説明します。
あまり公開したくないリグもここでは特別にご紹介させて頂きます。
まずは水中映像がありますので、こちらでイメージを膨らませてください。
ネコリグ
とにかく一匹!なら絶対これ。といっても良いほど釣れます。
#4~#6あたりの番手のワッキーリグ用のフックを真ん中より少し上の溝が太い部分に刺します。
状況や場所にもよりますが0.9g~1.3gのネイルシンカーを頭に刺します。
身切れ防止のチューブを使うとワームの持ちが良くておすすめです。
キャストして必ず着底を確認。ボトム(底)を感じながらゆっくり巻いたり、ステイ。
これの繰り返しで釣れます。重要なのはボトムタッチです。
アクションは人それぞれ違うので一概には言えませんが、ボトムを感じながら是非試してみて下さいね。
ジグヘッドワッキー
スピニングのULかLクラスのロッドに3g前後のジグヘッド。
ラインは3lbか4lbくらいが使いやすいです。
こちらも基本はネコリグと同じ使用方法で問題ありません。中層をフワフワさせても有効的です。
その際ラインテンションは垂み過ぎず、張り過ぎず、ロッドのティップでアクションさせるとよりナチュラルで良いです。こちらも是非試して下さい。
ノーシンカー
バスが浮いていれば間違いなくノーシンカーです。その際塩の比重が多いサイトマジックが飛距離も出て使いやすいです。
ネコリグをやりながらバスが浮いていると思えばネイルシンカーを取って使用すれば問題なく使えます。
ダウンショット
ダウンショットも私が良くやるリグです。フローティングフリックシェイクを使いシンカーを着底させると、フローティングフリックシェイクがふわーっと浮いてバスを誘います。状況が良いと、着底、放置これで釣れています。
シークレットリグ
本当はあまり書きたくないのですが・・・案外知られていないシークレットリグをご紹介します。
軽い1g前後のスモラバのトレーラーにフリックシェイクです。
見慣れないし、聞かない。こんなに細いストレートワームがトレーラー?と思う方も多いと思います。
このリグは、とあるプロのシークレットで爆発力があるタイミングがあります。
実は私もこのリグでは野池で二桁の経験があります。
どのリグもキーとなるのは、ボトムタッチ、ラインテンションが最も重要です。
是非これらを意識して釣りに励んでみて下さい。
今まで意識していなかった方はワンランク自分の釣りが向上しているかも知れません。
リグによる使い分けを覚えてたくさん釣ろう!
いかがでしたか。今回はジャッカルのフリックシェイクについて解説しました。
カラーも沢山在りますしリグも沢山あるので、まずは今回の記事から参考にして頂き、そこから自分なりのオリジナルな釣法を見出していただければと思います。
余談ですがトーナメントで使用できるFECO対応のフリックシェイクは5インチのみ発売されています。
なかなか見ないため私も在庫を見つける度に買っています。そのぐらい信頼度抜群でトーナメンターの方も使用していて釣れるワームです。
状況や場所で激変してパターンが崩れ再度探す。
これこそがバスフィッシングの醍醐味でもありますので、是非様々なリグやカラーを使って自分だけのバスを探し出して下さいね。